雑記

【ミュンヘン】聖ペーター教会|見晴らし最高の展望台から映え写真を撮ろう!

聖ペーター教会

りこ
りこ
聖ペーター教会展望台は、ミュンヘンで1番「映える写真」が撮れる場所です。

こちらは、聖ペーターの展望台から、わたしが実際に撮影した写真。

ミュンヘン新市庁舎とフラウエン教会

このアングルは人気が高く、絵葉書等、お土産用ミュンヘングッズのモチーフとしてよく見かけます。

この写真のアングルの凄いところは、次の2点。

  • ランドマークたる新市庁舎とフラウエン教会を1枚の写真に収められる
  • 巨大な建物をゆがませることなく撮影できる。

りこ
りこ
聖ペーター教会の展望台に登れば、いとも簡単にこれと同じアングルの写真が撮影可能。

これに対し、マリエン広場から見上げる形で新市庁舎を写真に収めようとすると、この通り。

ミュンヘン新市庁舎

上にいくほど狭くゆがんで映ってしまいます。

りこ
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売られている絵葉書には、こんな不細工な写真はありませんよね?

というわけで、この記事では聖ペーター教会を見学する予備知識として

  • 聖ペーター教会の歴史
  • 聖ペーター教会展望台
  • 聖ペーター教会内部
  • 聖ペーター教会アクセス情報(営業時間、行き方、展望台入場料)

についてまとめました。

りこ
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これさえチェックしておけば完璧。

聖ペーター教会|St. Peter / Peterskirche / Alter Peter

ペーターの丘(Petersbergl)

ヴィクトアーリエンマルクトの方面から聖ペーター教会に向かうと、ご覧の通り、軽い上り坂になっています。

Petersbergl ペーターの丘


聖ペーター教会のある場所は、平らなミュンヘン旧市街の中の唯一の高台であり、最も高い場所。

この高台は、ペーターの丘(Petersbergl)と呼ばれています。

ミュンヘン最古の教会

聖ペーター教会|St. Peter / Peterskirche / Alter Peter

教会の正式名称は、聖ペーター(St. Peter ザンクトペーター)。

ミュンヘンっ子からは、アルターペーター(古いペーター)と呼ばれ、親しまれています。

聖ペーター教会が「古い」と枕詞をつけて呼ばれるのは、ミュンヘンにある一番古い教会だからです。

12世紀に、ここペーターの丘に住み着いたお坊さんの始めた教会が、聖ペーター教会の先駆けとなりました。

聖ペーター教会のことが初めて記録に登場するのは、1225年のこと。

1271年までは、 聖ペーター教会はミュンヘンに存在する唯一の教会でした。

改修工事の歴史

長い歴史がある聖ペーター教会、これまで何度も損壊と修復を繰り返しています。


また、損壊した箇所の修復だけでなく、ゴシック様式、バロック様式と、様式変更のためにも何度も改修されてきました。

塔の形の変遷

1278年の工事以降、聖ペーター教会には2つの塔がありました。

しかし、1327年のミュンヘンの大火事で焼けた後の修復工事で、「1つの塔しかないのに、その先端は2つある形」に変えられてしまいます。

当時の聖ペーター教会は、この絵のような形でした。

ちょっと奇妙。

Gustav Steinlein / Public domain

そしてこの奇妙な塔を持つ聖ペーター教会は、17世紀初頭、落雷の被害に遭います。

この時の修復工事の際、聖ペーター教会は、現在の「1つの塔、1つの先端」の形になったわけです。

聖ペーター教会の塔

りこ
りこ
この形のほうが素敵。

現在の塔の高さは91メートルです。

第二次世界大戦時にはほぼ全倒壊

第二次世界大戦中の1945年2月。

ミュンヘンが連合軍から激しい空襲を受けた際、2つの爆弾が聖ペーター教会を直撃。

聖ペーター教会は大きく損壊し、塔のほんの一部しか残りませんでした。

りこ
りこ
あまりにひどい状態だったので、修復を諦め、完全に爆破破壊する案まであったほどです。

しかし、ミュンヘン市民を始め、アメリカを中心とする世界からの募金のおかげで、1954年に聖ペーター教会は現在の姿を取り戻しました。

聖ペーター教会内部の修復が完全に終わったのは、なんと2000年のことでした。

ところで聖ペーターって誰?

聖ペーター(Simon Petrus)とは、ペトロのこと。

ペトロ (生年不明 – 67年?)は、新約聖書に登場する人物で、イエス・キリストに従った使徒の一人初代ローマ教皇とされる。シモン・ペトロ、ペテロ、ケファともいわれる。(中略)

史実的にも実証できないが、外典である『ペトロ行伝』にも見られる聖伝ではローマへ宣教し、ネロ帝の迫害下で逆さ十字架にかけられて殉教したとされている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
URL: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%88%E3%83%AD

これはペトロの逆さ磔(はりつけ)の様子です。

聖ペーター

聖ペーター教会の天井のメインフレスコ画に、このシーンが描かれています(後述)。

しかも、お土産の自動販売機にも同じ柄が描かれているんですね (^^;

聖ペーター教会にある自販機

この自動販売機は、展望台に登る途中の踊り場に設置されています。

【天候をつかさどる神(Wettergott)】

本来一神教であるキリスト教では神様は唯一の存在。

天候をつかさどる神などはいないはず。

しかし、民間信仰では、聖ペーターは「天気を決める神様」として親しまれています。

聖ペーター教会展望台

306段の階段を自力で登る必要あり

聖ペーター教会の展望台の高さは56メートル。

エレベーターなし。

展望台に登るには、自分の足で306段階段を登らなければなりません。

【展望台を楽しむための必須条件 】

  • 高所恐怖症でないこと
  • 306段の急な階段を登りきることができること

りこ
りこ
時々、教会前に救急車が停まっていることもあります…

展望台に登りたい場合は、まず、こちらの料金所で展望台入場料を払ってください。

営業時間と入場料については、記事の最後に記載しています。

聖ペーター教会展望台入り口横料金所

では出発します。

こちらが展望台への入り口です。

聖ペーター教会展望台入り口

登り始めが一番狭く、反対側から来る人とすれ違うことが困難なほどです。

聖ペーター教会展望台への階段

大切:こういう場所では、登る人が優先。

このルールが合理的であることは、実際に階段を上り下りしてみるとよくわかります。

  • 上から降りてくる人には、下から登ってくる人の様子がよく見える。
  • 下から登っていく人には、上から降りてくる人の様子が見えにくい。
  • 上から降りてくる人のほうが、体力的にゆとりがある。

また、階段の隙間から下の様子が見えるため、高所恐怖症の人は足がすくんでしまう恐れがあります。

聖ペーター教会内部階段

以前と違い、鐘は透明の覆いで囲われています。

写真の中で反射しているのは、その透明の壁です。

夫
以前はむき出しでつるしてあって、階段を登る途中に鐘が鳴ると、鼓膜が破れそうな大音量だったんだ。

今回は塔に登る最中には鐘は鳴らなかったので、どのくらいうるさいのかはよくわかりません。

鐘が見えたら、展望台はすぐそこ。

あとひと踏ん張りです。

展望台からの絶景

やっと展望台に到着。

たまたま日本からの若い女性グループと遭遇しましたが、306段登り終わった後もみんな元気でしたね。

若いって素晴らしい。(^^;

わたしは高所恐怖症ではないですが、この日は風の強い日でしたので、上空を吹きすさぶ風に恐怖しました。

しかし落下する心配はご無用。

ちゃんと防護柵で覆われています。

聖ペーター教会展望台防護柵

夫
ここの柵は上まで覆われているので、背が高くても怖くないね。

聖ペーター教会展望台からの眺め

聖ペーター教会展望台から見下ろすと、マリエン広場にいる人たちが米粒のように小さく見えます。

マリエン広場

少し遠くに目をやれば、特徴のあるBMW本社ビルとオリンピックタワー(オリンピア塔)が見えます。

BMW本社ビルとオリンピックタワー(オリンピア塔)

反対側にはヴィクトアーリエンマルクト。

聖ペーター教会から見下ろすヴィクトアーリエンマルクト

ヴィクトアーリエンマルクトの隣にあるのが聖霊教会(Heiliggeistkirche)。

さらに手前にあるのが旧市庁舎(Altes Rathaus)。

ミュンヘン聖霊教会と旧市庁舎

この日は雲の多い日だったので、アルプスの山々はそれほどハッキリとは見えませんでいた。

アルプスの山の稜線

天気がよく空気が澄んでいる日なら、もっとはっきりとアルプスの山々を見ることができます。

このように素晴らしい眺めが楽しめる展望台は、地元の人にも観光客にも大人気。

特に世界中から観光客が訪れる時期(例えばクリスマスマーケット)には、展望台に上る人の長い行列ができます。

りこ
りこ
階段も展望台も狭いので、混んでいる時の見学は相当大変だと思います。

聖ペーター教会内部

聖ペーター教会に飾られた絵画

聖ペーター教会は、つい展望台からの景色ばかりが注目されがちですが、教会内部の美しさも忘れてはいけません。

バロック様式の祭壇

聖ペーター教会祭壇

聖ペーター教会の神々しい祭壇。

この祭壇を作った職人の一人が、エギト・クウィリン・アザム(Egid Quirin Asam)です。

夫
アザム教会を作ったのと同じ人だよ。

祭壇にもう少し近寄ってみましょう。

聖ペーター像

祭壇の中央にいるのが、聖ペーター。

聖ペーターは閉じた本を手に、何やら聖書について説いています。

この聖ペーターの被っている冠は、実は着脱可能なんです。

「使徒座空位(ローマ法王死亡もしくはその地位を退いて法王が不在)」の間、聖ペーターはこの冠を脱ぎ、新しい法王が決まったアナウンス(Habemus Papam)の瞬間に再び被る…というのが伝統だそうです。

りこ
りこ
残念ながら彼が冠を脱いだところは見たことがありません。

祭壇の柱の根元にデザインされている旗は、バイエルン公の旗とオーストリアの旗。

夫
両者は聖ペーター教会建設の出資者だったんだ。

ガラス製の棺桶の中に収められた聖人

聖ペーター教会内部

壁にはこのように、さまざまな絵画が飾られています。

ちょうど写真の中央、2人が立ち止まっている場所に注目してください。

この場所には見学者が必ず立ち止まる理由があります。

りこ
りこ
絵画の真下にガラスの棺桶があり、その中に殉教した聖人ムンディチア(Munditia)のミイラが横たわっているのです。

いわゆる、宝石や金などで全身を装飾された骸骨「カタコンベの聖人」。

さすがにグロテスクすぎるので、ここに写真は掲載していません。(^^;

実際に聖ペーター教会を訪れた際に、ご自分の目でご確認ください。

豪華な講壇(説教壇)

講壇 (こうだん、pulpit) は、キリスト教会において教役者が礼拝を導き、説教を行う場所。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
URL: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AC%9B%E5%A3%87

聖ペーター教会講壇

天井のフレスコ画

聖ぺー他教会天井のフレスコ画

天井には、いくつものフレスコ画が並んでいます。

こちらはちょうど中央のあたりに位置する、メインのフレスコ画。

聖ペーターが、逆さまに十字架に貼り付けになる様子が描かれています。

りこ
りこ
お土産の自動販売機に描かれていたのと同じシーンです。

パイプオルガン

聖ペーター教会パイプオルガン

聖ペーター教会のパイプオルガンは2003年製。

告解室

聖ペーター教会告解室

この中で懺悔が行われます。

告解の様子

信者の座るベンチの端には、讃美歌集が整然と積まれていました。

讃美歌集

聖ペーター教会へのアクセス(時間・行き方・料金)

聖ペーター教会営業時間と料金

【住所】
Rindermarkt 1, 80331 München

【電話】
+49 89 210237760

【展望台営業時間】
月ー土  09:00 – 18:00
日祝 10:00 – 18:00
ただし急な変更の可能性もあります。

【注意が必要な日】

  • 聖金曜日(Karfreitag)と告解火曜日(Faschingsdienstag):展望台は終日営業していません。
  • 12月24日(Hl. Abend) と12月31日(Silvester):14時以降は入場できません。
  • 聖体の祝日(Fronleichnam / Pfarrfronleichnam):12時以降は入場できません。
  • ミュンヘン市の誕生祭(Stadtgründungsfest):11時以降は入場できません。
  • 天候により臨時休業することがあります。

【展望台入場料】

  • 大人 3ユーロ
  • 大学生(有効な身分証提示要) 2ユーロ
  • 学生(6-18歳) 1ユーロ
  • 6歳未満の子ども 無料

公式サイト

マリエン広場から徒歩1分。

\ ミュンヘン旧市内の14教会まとめ /

この記事で取り上げた聖ペーター教会以外のミュンヘンの教会はこちらの記事をご参照ください。

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