雑記

ひとりっこ同士の結婚【実録】超遠距離の海外に嫁いだらどうなる?

ひとりっこ同士の結婚

読者
読者
ひとりっことの結婚は不利だとか、デメリットがあるとか、よく聞きますが、本当のところはどうなんでしょう?

今回はそんな疑問にお答えします。

りこ
りこ
お答えするのは、ひとりっこのドイツ人と結婚してドイツに暮らす、一人っ子の筆者です。

わたしたちの結婚は、

  • ひとりっこ同士
  • 海外という超遠距離の嫁ぎ先

という、非常に極端なケースでした。

ひとりっこがこんな結婚をしたら、一体家族に何が起きるのか?!

是非ご一読ください。

若いうちは聞く耳持たずなことも

若い頃のわたしは、今振り返ってみれば、10年以上先の将来を想像する力が欠けていました。

  • 自分の人生はこれからが本番
  • 親もまだまだ現役
  • 祖父母もまだ存命

将来のことは、なんとなくふわっと曖昧。

もちろん、祖父母はいつか亡くなり、親も段々年老いていくものと、なんとなく頭ではわかっていましたよ。

でも、それは遠い将来のことと、深刻には受け止めていませんでした。

それに、子供の頃からこれまで、一人っ子としてなんとか親の期待に応えようと必死にやってきたわけです。

でも、自分もいい年の大人。

いい加減、親の顔色を見て決めるのではなく、自分の内なる声に従いたい。

そんな傲慢な甘えが自分に合ったことも否定できません。

また、当時は親もまだ若かったので、親自身が自分が老いた将来を具体的に想像してはいなかったような気がします。

この結婚のことを親に告げた時、親からは、

あなたが幸せになることが一番肝心なのだから、どうしても彼と結婚したいなら、好きにすればいい

と言われました。

しかし、親戚や親の知人にわたしの結婚の話が知れると、

親戚のおばさん
親戚のおばさん
一人娘を海外に嫁にやるだなんて!

わたしの親が一人娘を散々甘やかし、最後は海外に嫁にやることに呆れかえっているような…

一人娘が遠く離れた地に嫁ぐ親を憐れむような…

そんな決断を下したわたしを非難するような…

そんな反応でした。

ある意味、当事者でない周囲の人間が一番冷静で客観的だったのだと思います。

親が、「あなたの幸せが1番」と言ってくれたのも、まだ若かった親にそのゆとりがあったからですよね。

りこ
りこ
何にせよ、祝福された結婚とはとても言えませんでした。

ひとりっこの結婚式

そんな感じの、いまひとつ祝福されない結婚でしたから、派手な結婚式をあげることもなく、役所でさっさと結婚の手続きをしただけ。

結婚式を挙げなかったのには、身内からあまり祝福されていないこと以外にも、実は次のような理由がありました。

  • 結婚式の場所は?ドイツ?日本?それとも両方?
  • 夫自体が派手な披露宴は無駄だと思っている
  • 自分も面倒な手配をやる気が起きない

夫
結婚式なんてお金かけてやる意味ないよ。

りこ
りこ
どうせ盛り上がらないし、手配も面倒だし、お金もかかりそうだし、やーめた!

どのくらい派手な結婚式をするのかについては、人それぞれですね。

兄弟姉妹が多い知人数名は、夫と妻のそれぞれの母国で、合計2回披露宴を開いたとか。

その中のある知人は、こう愚痴っていました。

知人
知人
「兄弟や友達が盛大な披露宴を催したから、自分も負けてはいられない」と彼が張り切っちゃって。一体いくらかかると思ってるのかしら。

こんなふうに、兄弟や友達に対して見栄を張るというのは、よくあることなのでしょうか?

ひとりっこ同士のわたしたち夫婦には、他人に見栄を張る意味があまりピンときません。

ただ、友達の披露宴に招待されていたのであれば、自分が結婚する時に友達を呼ばないというわけにはいかないでしょうね。

りこ
りこ
わたしは友達が結婚ラッシュの時には、すでにドイツに渡っていたので、誰の結婚式にも参列していません。

ひとりっこは結婚してから本当の地獄が始まる

嵐

さて、困難や外野の声を乗り越えて、ひとりっこ同士がどうにか本望を遂げて結婚することができました。

めでたしめでたし…?

りこ
りこ
そうは問屋が卸しません。

結婚して約10年の時が流れた頃。いわゆるアラフォー世代。

最近白髪が気になるな…」という年齢になってから、ひとりっこ同士の結婚の本当の地獄が始まります。。

今振り返ると、結婚すること自体は、一番低いハードルだったと言えるでしょう。

自分自身の白髪が気になるような年代であれば、もう親はとっくに現役を引退する年齢。

このころになると、親が病気で入院した、倒れた、介護が必要になったという話が、友達との話題に上がるようになります。

アラフォーになってから、ひとりっこのわたしがあまり話したくないと思っている話題。それが親の介護問題なんです。

知人
知人
そういえば、りこさんって、兄弟はいるの?

りこ
りこ
キター!

こんなふうに兄弟の数に関する質問が出ると、もうこの先の展開は手に取るようにわかります。

知人
知人
え?りこさん、ひとりっこなの?

知人
知人
じゃあ、親御さん、寂しがってるでしょう?

知人
知人
そういえば、ずいぶん長い間帰ってないけど、もっと日本に帰らなくてもいいの?

りこ
りこ
う、うん。まあそうなんだけど。(^^;

この会話の流れになると、自分の中で自己嫌悪と気まずさが最大レベルまで急上昇。

とりあえず、生返事でうやむやにして、さっさと話題を変えるに限ります。

りこ
りこ
アラフォーになって以来、ひとりっ子だと悟られるのが嫌になりました。

親の介護は誰がする?

孤独な老人

周りの人の言う通り、ひとりっこが遠距離に嫁ぐ場合、親の介護が最大の問題になります。

結婚する時には「あなたが幸せになってくれたら」と言ってくれた親も、既に年老いて弱気。

「死ぬまでにあと何回会えるのかわからないね」

親と話すたびにそんなことを言われるようになります。

これも自分の若い頃の決断のせい。

自分でその責任を取るしかないとはいえ、聞くたびにいたたまれない気持ちになります。

りこ
りこ
親と話すたびに自己嫌悪。

それに、ある日突然、親が倒れて長期入院したり、施設に入ることになったら?

そもそも自分はそれにいつ、どうやって気づく?

気づいてから親の元にかけつけるまでに、どれだけの時間が過ぎる?

もし長期に日本に滞在して介護しなければならなくなったとして、金銭面はどうするの?

ドイツの生活はその間放置?

しかも、すべて自分ひとりでどうにかするしかないの?

りこ
りこ
もはや絶望しかない。

墓守いない問題

お墓

幸いなことに、親はまだ元気です。

しかし、元気なうちにと、わたしたちの家族ではある決断を下しました。

それが、墓じまいです。

祖父母のお墓を今後も守っていく自信がなくなった親は、元気なうちに墓じまいすることに決めました。

そして、親自身はお墓に埋葬されるのではなく、散骨を希望しています。

親と遠く離れたまま年月が過ぎ、だんだんお互い年を取った今。

久々にドイツと日本の距離を超えて顔を合わせても、こんな深刻で気持ちが沈むようなことばかりを話題にしなければなりません。

りこ
りこ
日本に一時帰国したい反面、この手の話題が必ず待っていると思うと、ここ何年もとても気が重いです。

親が死んだら日本帰国時の本拠がなくなる

部屋でくつろぐ女性

親が元気なうちは、日本一時帰国中に身を寄せる場所があります。

でも、親が亡くなった後、遠く離れた海外から、親の住んでいた家を維持することはまず現実的ではありません。

都会のマンションであれば、人に貸して維持することも可能でしょうが、その場合は、自分が帰国した時には当然その部屋を使えませんよね。

つまり、兄弟姉妹がいないひとりっこは、親が死んでしまえば、もはや家も、身近な肉親も日本にはいなくなるのです。

りこ
りこ
親が死んで帰る家がなくなったときに、完全に日本との関係が切れるような、そんな気がする今日この頃。

相続問題|不動産と負債が最大の問題

マンション

そして、親が死後に残した財産が、ひとりっこにのしかかる、さらなる問題です。

読者
読者
ひとりっこお得意の独り占めじゃない。

そうです。

ひとりっこの相続は、メリットもデメリットも、プラスの財産もマイナス財産も、全部ひとりで抱え込むことになります。

たしかに、夫はひとりっことして、親の建てた家をまるまる譲り受けました。

でも夫が譲り受けたのは自分たちが今住んでいる家なので、この家を譲り受けたこと自体はプラスと言えます。

しかし、わたしが親から譲り受ける場合は、そう簡単ではありません。

  • 遠く離れた日本の不動産を譲り受けてプラスと言える?
  • 自分が把握していない負債がある可能性は?

親が新築のマンションを買ったばかりなら考えますが、わたしが子供の頃から住んでいたマンションですからね…

りこ
りこ
嫌な予感しかない。

ひとりっこ同士の結婚|まとめ

  • 親を介護する人間がひとりしかいないという重圧
  • 遠距離にいることで親の異変に気付かない危険
  • 遠距離を移動する際の経済的負担
  • ひとりっこの罪悪感と自己嫌悪
  • 親の不安と寂しさ

ひとりっこが親元から遠く離れた先に嫁ぐことは、正直、まったくおすすめしません。

りこ
りこ
引き返すなら、今のうちです。

\ ひとりっこあるある /

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