ミュンヘン

ミュンヘンの治安|ドイツで最も安全な大都市でも犯罪率は日本の何倍も高い!

読者
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今度ミュンヘンに旅行に行くので、ミュンヘンの治安が気になります。

今回は、そんな疑問にお答えします。

お答えするのは、ミュンヘン在住約20年の筆者りこです。

この記事でわかること
  • 出発前に身の安全のためにやるべきこと
  • 外務省の発表しているミュンヘン治安データの概要
  • ミュンヘン在住者が避ける地域
  • 早朝夜間の外出の是非

出発前に身の安全のためにやるべきこと

外務省海外安全ホームページ

海外旅行に出かける場合に習慣にしたいのが、外務省海外安全ホームページの確認です。

海外安全ホームページの情報は、ネット上でどこかの誰かが言っていた発言とは違い、日本国政府が提供している、裏付けのある確かなデータ。

つまり、信頼性が違います。

海外安全ホームページでやるべき2つのこと

たびレジ、オンライン在留届について
画像出典:外務省海外安全ホームページ

外務省海外安全ホームページに行ったら、次の2つのことをやりましょう。

たびレジ登録

たびレジ登録は任意ですが、

「たびレジ」に登録すると現地の大使館・総領事館から、日本語で最新の安全情報がメールで届きます。また、大規模な事件・事故、テロ、自然災害等緊急事態が発生した場合、被害の状況によっては、現地の大使館・総領事館から、緊急連絡のメールが届き、安否の確認や必要な支援などを受けることができます。

外務省海外安全ホームページ たびレジ登録 FAQ(よくあるご質問)


緊急時に不可欠の情報が日本語で得られるので、ぜひ登録しておきましょう。

特に、旅行中、現地の言葉でニュースをチェックすることがない旅行者には必須。

りこ
りこ
危険には近づかないのが一番。それには危険に関する情報が必要。

たびレジに登録すると、次のようなメールが送られてきます。

たびレジに登録するともらえる情報例
画像出典: たびレジ登録 FAQ(よくあるご質問)

わたしが実際に総領事館から受け取ったメールはこちら。

(例)

「ナイフ使用の連続襲撃事件の発生(本日午前5時頃・ニュルンベルク・犯人逃走中)」について、メールマガジン第528号を発出いたします。

バイエルン州ニュルンベルクを管轄するミッテルフランケン警察の発表(当地午前7時29分)によりますと、本日午前5時頃、ニュルンベルクの市街地路上(Fuerther Strasse)において、ナイフ使用の襲撃事件が発生した模様です。

 現在、警察による大規模な捜索が行われていますが、午前8時時点で犯人の身柄は拘束されておらず、現在も逃走中のため、更に同種事件が発生するおそれもあります。

 犯人の手配情報は、男性1人、小柄、赤色上着、フード、ジーンズ姿で、事件現場にグレー色スポーツシューズ片方を脱ぎ落とした模様です。

 この襲撃事件により、女性1人が怪我を負わされました。

 事件背景は明らかとなっていませんが、通り魔的襲撃事件も視野に入れて捜査中とのことです。

 在留邦人等の皆様におかれては、最新情報の入手に努めるなど、ご本人、ご家族等の安全対策にご配意ください。

出典:在ミュンヘン日本国総領事館  メールマガジン第528号

これに加えて、メールには事件現場周辺のGoogleマップと、現地警察のTwitter最新情報のリンクも掲載されていました。

緊急事態が発生した場合には、登録者にはこのようなお知らせメールが届けられます。

いくら小まめにニュースをチェックしていても、特に海外では突発的緊急事態に気づけない可能性は否定できません。

海外で安全に過ごしたければ、たびレジ登録は必須です。

りこ
りこ
しかも無料。

在留届の提出

在留届の提出は、旅券法第16条上の義務です。

  • 海外転勤
  • 海外留学
  • 永住・長期滞在

外国に住所又は居所を定めて3か月以上滞在する場合には、その地域を管轄する日本大使館または総領事館に、在留届を必ず提出してください。

りこ
りこ
在留届はオンラインで提出できますよ。

では、外務省海外安全ホームページで、ミュンヘン治安データを見てみましょう。

ミュンヘン治安データの概要

ミュンヘン中央駅(バイアー通り側エントランス)

ミュンヘンはドイツの中では最も安全な大都市

ドイツは、ヨーロッパの中でも比較的安全な国です。

とはいえ、

ドイツ連邦警察の発表によれば,2017年(暦年)のドイツ国内全体の犯罪発生件数は約576万件であり,これは日本の約6倍に上ります(ドイツの人口は約8300万人)。

出典:海外安全ホームページ ドイツの犯罪発生状況、防犯対策

りこ
りこ
6倍は多いですね。

そして、その犯罪発生件数が日本の6倍のドイツの中で、

ミュンヘンは,犯罪統計上,ドイツの人口20万人以上の大都市の中で,最も安全な地域である

出典:海外安全ホームページ ドイツの犯罪発生状況、防犯対策

と言われています。

りこ
りこ
これ自体はミュンヘンを訪れる人には朗報。

ミュンヘンの犯罪発生件数は東京の5倍以上

バンダリズム

しかし、ドイツの中では最も安全な大都市ミュンヘンと言えども、

  • 2017年中の人口10万人当りの犯罪発生件数は6,201件
  • 全犯罪で東京都の5倍以上
  • 強盗,スリ・ひったくりで東京都の約10倍以上

出典:海外安全ホームページ ドイツの犯罪発生状況、防犯対策

りこ
りこ
東京と比較するとその犯罪発生件数が多くてショック。

もちろん、ドイツ全土やミュンヘンで発生している犯罪のほとんどは、

  • 窃盗(スリひったくり)
  • 強盗
  • 詐欺

という財産に関する犯罪です。

しかし、身体の安全にかかわる犯罪(傷害・暴行)もゼロではありません。

傷害・暴行の被害にあう可能性も皆無ではない

落書きされた出入口

大都市観光地には、観光客外国人犯罪グループと、とにかく色々な人間が種類を問わず集まってきます。

その結果、大都市や観光地では、犯罪発生率全般くなります。

りこ
りこ
麻薬に絡む犯罪もかなり多いです。

では、どうしたらそのような凶悪犯罪から身を守ることができるのでしょう?

犯罪の巣窟である危険地域No-Go-Areas)に近づかないことが大切。

No-Go-Areaとは、その街のなかで、足を踏み入れてはいけない危険な区域のこと。

日本では聞きなれない言葉ですが、海外の一定以上の規模の都市に行く場合は、「近づいてはいけない危険地域」を渡航前に必ず確認してください。

りこ
りこ
海外の危険地域は、もはや警察も少人数では近づかないレベル。

海外の最高レベルに危険な地区には、警察もうっかりとは近づけないため、もはやその国の主権法律も及ばないような無法地帯になり果てています。

りこ
りこ
警察ですらそこに行くのは命がけ。

しかし、危険なのは、No-Go-Areaばかりではありません。

安全な場所でも、何かのきっかけで一瞬にして危険が発生することもあります。

その典型的な場面がデモ行進テロ

ドイツのデモ行進は、多くは平和的に行われます。

とはいえデモでは、主義主張が対立するグループ同士が一触即発な状態になることも少なくありません。

そして中には一部が暴徒化するケースも。

どのデモで暴徒が発生するのかは予めわかりませんから、それなら最初から不用意にデモ行進には近づかないに限ります。

りこ
りこ
君子危うきに近寄らず。

デモ行進とテロの違いは、テロは、いつどこで起きるのか予想できないということ。

わたしたちがテロの被害に遭わないために、最大限できることは、最新の治安情報を確認することだけです。

最新の治安情報は、次の3か所から得ることができます。

  • 海外安全ホームページ
  • 報道
  • たびレジ登録で送られてくるメール

りこ
りこ
だからこそ、たびレジ登録が大切!

では、ミュンヘン在住者は、ミュンヘンのどこを危険地区として避けるのでしょう?

ミュンヘン在住者が避けるエリア

ミュンヘンに住む人間が、特に夜間早朝にもっとも行きたくない場所は…

ミュンヘン中央駅とその周辺地域

読者
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周辺とは具体的にどのあたり?

シラー通り(Schillerstraße)近辺

Schillerstr.(シラー通り)

シラー通り(Schillerstraße)近辺は、ミュンヘンの他の場所とは全く雰囲気が違います。

シラー通りとは、中央駅のバイアー通り(Bayerstraße)側出入口を出てすぐ。

Schillerstr.
画像出典:Googleマップ

シラー通り以外の通りも含め、この付近には、ホテル、カジノ、ダンスバー、ナイトクラブが並びます。

また、シラー通り近辺を歩いている人物の構成も、他の場所とは全然違います。

ドイツ語で会話している人はあまりいません。

Schillerstr.(シラー通り)

昼間は「なんかここ違う?」と感じるだけで済むでしょう。

でも、夜間には絶対に行かないようにしてください。

ミュンヘン中央駅近くに宿泊するなら、シラー通りではなく、アーヌルフ通り(Arnulfstraße)のホテルにしましょう。

  • エデン ホテル ヴォルフ(Eden Hotel Wolff)
  • ホテルNHコレクション(Hotel NH Collection München Bavaria)
  • ホテルアムバ(Hotel Amba)

りこ
りこ
同じ中央駅周辺と言えども、シラー通りとはまるで雰囲気が違います。

ミュンヘン中央駅

ミュンヘン中央駅地下街は、以前よりも明るい雰囲気になり、初めてでも近づきやすい雰囲気に変わっています。

しかし、2009年12月9日朝6時半ごろ。

中央駅地下のマクドナルド付近を警ら中の警察官が、23歳の男にいきなり背後から長い刃物で刺され、重症を負う事件が発生。

ミュンヘン中央駅の利用客は、毎日50万人以上。

それだけ不特定多数の集まる場所なので、治安が悪いのはみんな承知しています。

それでも、この事件はミュンヘンに住む人たちを震撼させました。

中央駅近くのホテルに宿泊する場合でも、深夜早朝に中央駅地下スーパーに買い物に行かないようにしましょう。

りこ
りこ
日本のコンビニに行く感覚は、ドイツでは忘れてください。

現在、ミュンヘン中央駅の大規模な建て替え工事が進められています。

ミュンヘン中央駅建て替え工事

完成予想図。

ミュンヘン中央駅完成予想図

りこ
りこ
この工事によって、見た目が綺麗になるだけでなく、治安ももっと良くなれば良いのですが。

早朝夜間の外出

ミュンヘンでの安全な外出の基準は、次の通り。

  • 自分以外に、ある程度の人通りがあるか
  • 外が暗くない

日が長い時期には、わりと遅い時間まで他の人も出歩いています。

なぜなら、明るくて安心だから。

そんな時には、夜でも安心して外出できます。

ただし、時間がそれほど遅くなくても、ひと気のない場所にはいかないように。

その場所が暗いならなおさらです。

事件に巻き込まれるかどうかは、くじに当たるかどうかと同じ。

危ないエリアに行っても、何も起きないことのほうが多いかもしれません。

今まで一度も事件に巻き込まれたことがない人はみんなこう言います。

危険好き
危険好き
そんなの大げさすぎ。全然平気だよ!

でも、その人が自分の身の安全を保障してくれるわけではありませんよ。

りこ
りこ
自分の身は自分で守る。これが海外に出かける時の鉄の掟。

ミュンヘンの治安まとめ

  • 出発前に外務省海外安全ホームページで「たびレジ」登録しよう。
  • 渡航先の都市の治安状況と安全のための対策を確認しよう。
  • 日本を一歩離れたら、日本と同じ感覚で行動しないように心がけよう。
  • 中央駅とその周辺、観光地のような人の多い場所では、周囲への警戒を怠らないようにしよう。

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