ドイツ観光

【ドイツ】防寒着と冬の靴|寒さ対策は万全ですか?

読者
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冬のドイツに旅行に行くのだけれど、防寒対策はどうしたらいい?

クリスマスマーケットが開催される11月頃に、こんな質問をインスタグラム(@rico_journal)でよく受けます。

そこでこの記事では、冬のドイツ防寒対策として

  • 防寒着(服の組み合わせ方)
  • ダウンジャケットの選び方
  • その他の防寒グッズ

ドイツ旅行が初めての方にもわかりやすく、写真付きで解説しています。

りこ
りこ
この記事を書いたのは、南ドイツのミュンヘンに暮らすこと18年、りこです。

ドイツの冬は寒い

冬将軍

寒くない地方に住む日本人はご用心

ご存じの通り、ドイツの冬は寒いです。

でも、あなたが北海道や東北に住んでいるなら、何も恐れることはありません。

札幌出身の人は、ドイツの寒さも積雪量も「全然大したことない」と言ってましたから。

問題は、あなたがそれ以外の地方に住んでいる場合です。

日本から来るとなると、実は12月はかなり危険な時期のひとつといえます。

東京とミュンヘンの12月の最高最低気温を比べてみれば、一目瞭然でおわかりいただけると思います。

東京 12℃/4℃

ミュンヘン 4℃/-2℃

このように12月は、東京の最低気温4℃がミュンヘンの最高気温になる月なんですね。

東京で一番寒く感じる気温 = ミュンヘンで一番暖かく感じる気温

もちろん、東京の最低気温がミュンヘンの最高気温になる月は、12月以外にもあります。

でも、12月はそろそろドイツが本格的に寒くなり始める時期にあたるんです。

気温がまだ氷点下を下回ることのない日本からドイツを訪れる場合には、寒暖差で体調を壊すことがないように細心の注意をはらってください。

りこ
りこ
旅行中は移動の疲れがたまるし、時差で睡眠不足になりがちだから、特に体調には注意してね

気温と降水量のグラフが見たい場合は?

もしあなたが具体的な気温、降水量、日照時間のグラフが見たいという場合には、Google検索してみましょう。

この点、旅行ガイドブックや旅行サイトでは、マイナーな地方都市の情報は得られません。

でもGoogle検索なら、自分が訪問を予定している都市がそこまでメジャーな大都市じゃなくても、詳細な情報が手に入ります。

ミュンヘンはドイツの大都市のひとつなので、ちゃんと表示されました。

Google検索画面


出典:Google検索 

ただ、グラフを見たところで、何を着ていいのかわからないというのが正直な感想ですね。

りこ
りこ
旅行ガイドのグラフを見ても、あまり具体的なイメージは湧きませんね。

なので、わたしも日本に帰るときには、グラフを見るよりも友達に「今何を着ているのか」を直接確認します。

そのほうが確実です。

なので、「具体的に何を着るべきか」の話にさっさと入っちゃいましょう。

着るもの

ドイツの冬は寒いので、男女とも下はスカートではなくズボンを履くという大前提で話を進めます。

ドイツの冬にスカートは向きません。

重ね着する

基本の3層

服装で最も大切なのは、重ね着することです。

なぜなら、外が氷点下でも建物の中は夏と変わらないくらい暑いから。

脱ぎ着して調節できなければ、建物の中で汗をかいて外に出た時に風邪を引きます。

重ね着する時の基本は、次の3層です。

基本の3層

インナーセーターやカーディガン上着(コート)

そしてこの基本の3層を、各自の「寒がり度数」に応じてアレンジしてみてください。

基本の3層を自分の体感温度に合わせてアレンジしよう

インナーには、ユニクロのヒートテックがお勧め。

ユニクロのヒートテックはドイツでも人気です。

わたし以外のドイツ在住の日本人も愛用しています。

先ほど説明した基本の3層を、超寒がりの人向けにアレンジする場合は、

(例)

  • ヒートテックを極暖もしくは超極暖にする。
  • セーター/カーディガンを厚手にする。
  • セーター/カーディガンの上に、さらにユニクロの「ウルトラライトダウン コンパクトジャケット」のような超薄手の襟なしダウンジャケットを着る。

りこ
りこ
ユニクロの薄いダウンジャケットを1枚持っていれば、機内で寒い時にも重宝しますよ。

ドイツで着るコートの条件

ロングダウンコート
  1. ロング丈
  2. ダウン
  3. 撥水性
  4. フードがある
  5. 襟元と袖口が2重になっていて、スースーしない
  6. 前面がファスナー+ボタン開閉の2重構造
  7. ポケットの内布が起毛素材

では、順番に見ていきましょう。

1.ロング丈

ダウンコート比較

【左】特に寒い日、長時間外にいる場合に着るコート

【右】そこまで寒くない日に着るコート

マネキンはちょうど身長156センチ前後になるように高さを設定しています。

このように、ロングコートは低身長の人が着ると、はっきり言ってオシャレではありません。

ドイツにいる間はオシャレを忘れて寒さ対策に専念すべきです。

ドイツ旅行中
ドイツ旅行中
寒くてトイレに行きたくなったけど、トイレは有料だし、どこにあるのかわからない…我慢がまん…

そんなことを言っていると、最悪の場合膀胱炎になりかねません。

できるだけ冷えを防ぐために、ロング丈のコートを選びましょう。

どうしても「ロング丈コートは嫌だ」という場合ですが。

その場合は、

ミドル丈コート+防風ボトムス(ユニクロの暖パン等)

という組み合わせ方もアリです。

りこ
りこ
ご自分にとって、最も着心地のいい組み合わせを探してみてください。

2.ダウン

ロング丈コートはわたしのイチオシですが、欠点は重いことです。

写真のロングコートも、重さが800g以上あります。

もし素材自体が重いコートを選んでしまうと、着ていても、脱いで手に持っていても、疲れるばかりです。

ですから素材は軽いダウンがお勧めです。

3.撥水性

とはいえ、ダウンは濡れてしまうと全く暖かくなくなります。

しかも、クリスマスマーケットで外を歩いているときに、雨や雪が降らない保証はありません。

なので、必ず表地撥水性のあるものを選びましょう。

4.フード付き

またフードがあれば、ちょっとした雨や雪をしのげて便利です。

旅行中は傘をさすと写真撮影の邪魔になりますよね。

また、フードをかぶらなくても、フード付きのコートのほうがフードがないものより断然暖かいです。

5.襟元と袖口が2重構造

襟のあるなし
ダウンジャケットの首回り

フードの内側に襟がないタイプ

ダウンジャケットの首回り

フードの内側に襟があるタイプ

暖気が逃げるのを防ぐ構造の袖

ダウンジャケットの袖回り

ダウンジャケットの袖回り

首元と袖口からの空気の出入りをストップすると、暖かさが全然違います。

もちろん、これを後述する小物(マフラー、手袋)でふさぐこともできます。

ただし手首に関しては、手袋を足すにしても、やはり袖口が二重構造になっているほうが暖かさは上です。

6.前面がファスナー+ボタン開閉の2重構造

ダウンコートの構造

前面ファスナーだけで開閉するコートは、寒がりの人がドイツの冬に着るには向いていません。

りこ
りこ
ファスナーの隙間がスースーします。

上の写真のコートのように、ファスナーを閉めたさらにその上からかぶせをボタン留めできる構造のほうがお勧めです。

暖かさという点では少し劣りますが、こういう「隙間がないファスナー」もスースーしにくいです。

防風ファスナー

7.ポケットの内布が起毛素材

起毛素材

地味なポイントですが、わたしは重視しています。

なぜなら、手をポケットに入れた時に、起毛素材の場合はホッとできるからです。

これがナイロン地だと、とてもひんやり冷たく感じます。

りこ
りこ
鼻水が垂れてきたときに、ポケットのTempoを取り出そうと手を入れた時の冷たさと言ったら…!

転倒する女性

ドイツで冬に履く靴の条件

わたしがドイツで履く冬の靴で重視しているのは次のポイントです。

冬にドイツで履く靴の条件
  • 足の指先が冷えない
  • 雪がドロドロに溶けている場所を歩いても、中に水が染みてこない
  • 路面や床が、濡れていたり凍っていたりして滑ることが多い季節なので、めったなことでは滑らない靴底(ソール)が採用されている
  • 汚れてもきれいに拭き取れる素材

そして、この条件をすべて満たす靴を買いたかったら、ドイツでも日本でも向かうべき行き先は靴屋ではありません。

りこ
りこ
まっすぐスポーツ用品店に行きましょう。

防水性、防寒性、靴底の滑りにくさ、どの点においてもスポーツ用品店に置いてある靴の機能性に勝るものはありません。

こういう靴を1足持っておけば、東京で大雪が降った時にも役に立ちますよ。

読者代表
読者代表
いや~!ダサい!!

はい、確かにエレガントではありません。

旅行の写真は一生の記念ですから素敵な服装で写真に写りたい気持ちもわかります。

でも、素敵な靴は履いてきてはいけません。

万が一、除雪された後の溶けた雪に触れた場合、デリケートな素材の靴の場合は、白いシミが取れないことがあります。

水が染みる靴
  • 靴屋でいくら中敷きが起毛素材になっている靴を買っても、足の指先は冷える。
  • 靴屋でいくら撥水加工といわれている靴を買っても、びちょびちょの雪に足を突っ込んだら、しばらくしたら中まで染みてくる。

足先が冷たいまま何時間も外にいることは耐え難い拷問です。

条件に当てはまる靴の具体例

転倒する女性

わたしはドイツに住んでいるので、出かける前に路面の様子を見て、

  1. 雪が積もっていない時
  2. 雪が積もっている ~ 溶けてドロドロになっている ~ 溶けたドロドロが再凍結してツルツルになっている

①②の場合に違う靴を履きます。

でも、旅行の時にドレスコードに合わせて靴を履き替えることはあっても、路面の状態にあわせて靴を履き替えることは難しいですよね。

この点、もしクリスマスマーケットをメインイベントとしてドイツを旅行するなら、当然外歩きが多くなります。

この場合やはり、一番最悪な天候や路面の状態にも耐えらえる靴にしておいたほうが無難です。

では、具体的な商品例を挙げて説明しましょう。

この商品のように、靴底から数センチ上までゴム素材になっているのがベストです。

なぜならこの部分が一番汚れたり濡れたりするので、素材をゴムにすることが一番理にかなっているからです。

そして何よりも靴底に濡れている路面や凍っている路面でのグリップ力があることが大切です。

りこ
りこ
北海道に住んでいる知人は、冬に濡れているスーパーの床で滑って転んで骨折しました。

寒冷地で怪我をしないためにも、ソールのグリップ力を重視してください。

お店で試着して買う

靴の場合は特に、実店舗で試着してから買って欲しいです。

できればさらに、しばらく履きならしてから旅行に行くのが理想です。

りこ
りこ
試着しないで買った靴を、履きならさないまま旅行に履いて行くのは無謀!

もしお店で店員さんにアドバイスを求める場合は、「冬の北海道旅行にお勧めの靴を探している」と言ってみましょう。

ドイツよりも北海道のほうが日本では馴染みがあるので、店員さんも助言しやすいはずです。

その他の防寒グッズ

マフラー(手編み)

手編みマフラー

使用パターン:CINDER Reversible Cable Scarf   by Jared Flood

さらに寒さ対策を完全にするなら、マフラー等の小物を使うのも有効です。

極太糸のマフラーなら、汗をかくほど暖かいです。

極寒の日のドイツ人は口元や耳のあたりまでマフラーでぐるぐる巻きになっていることがあります。

まるで半ミイラ状態。

それだけ寒いということです。

手編みマフラー

使用パターン:Min Ulla Scarf  by Elinor Brown

こういうフェアアイルの編み込みになっているものは、糸が重なりあっているので極太糸マフラー以上に暖かいです。

手編みマフラー

使用パターン:毛糸だま No.152 2011冬号 24,25,80頁

メンズならこういうイメージでしょうか。

手編みスヌード

使用パターン:Ciao! by Gretha Mensen

最近はぐるぐる巻くより、最初から輪っかになっているこういうスヌードのほうが人気なのかな…?

手軽ですが、暖かさという点では劣ります。

帽子(手編み)

手編みの帽子

使用パターン:(時計回りに)
Selbu Modern by Kate Gagnon Osborn
Brambles Beret by Amanda Muscha
Kat by Kim Hargreaves
Brambles Beret by Amanda Muscha

帽子があったほうが、寒さで頭や耳が痛くなるのを防げます。

わたしは頭が大きくて帽子が似合わないので、帽子が大嫌いです。

でも、ドイツに来てからは冬は必ず帽子を被るようになりました。

その他の防寒具

レッグウォーマー

ロングブーツを履くならレッグウォーマーは不要ですが、ショートブーツならレッグウォーマーひとつでかなり暖かさが違います。

手袋

防風手袋

もちろん手袋がないと寒いです。防風手袋があれば最高です。

でも、手袋をはめているとスマホの指紋認証ができません。

また、クリスマスマーケットで飲食する場合にも手袋は邪魔になります。

りこ
りこ
手袋は脱いだ時に忘れないように注意しましょう。よく片方だけ落ちていますよ。

わたしは自転車に乗るときには防風の手袋をはめますが、普段はこういう指先がないミトンを愛用しています。

気休め程度の暖かさですが、脱いだりはめたりするのが面倒なので。

手編みの指先がないミトン

使用パターン:Palouse by Marjorie Walter

使い捨てカイロ

もし手袋を履かないつもりなら、ポケットに使い捨てカイロを入れておいてください。

冷たくなった手をカイロで温めることができますから。

【ドイツ】防寒着と冬の靴まとめ

  • 12月の東京の最低気温4℃は、ミュンヘンの最高気温。寒い。
  • 男女ともズボン必須。
  • 基本は重ね着。
  • 脱ぎ着して体感温度を調節する。
  • コートの条件
    ・ロング丈
    ・ダウン
    ・撥水性
    ・フードがある
    ・襟元と袖口が2重
    ・ファスナー+ボタン開閉の2重構造
    ・ポケットの内布が起毛素材
  •  靴の条件
    ・足の指先が冷えない
    ・中に水が染みてこない
    ・めったなことでは滑らない靴底(ソール)
    ・汚れてもきれいに拭き取れる素材
  • その他マフラー、手袋、使い捨てカイロなど。

りこ
りこ
備えあれば憂いなし。

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わたしの暮らすミュンヘンの気温とそれに対応する服装について、わかりやすく写真付きでまとめてみました。

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