大人ピアノ

【ピアノやめたい】大人が趣味のピアノを辞めたくなる時

ピアノをやめたい

りこ
りこ
2012年にピアノを再開しました。

子どもの頃には受験等の事情で続きませんでしたが、再開してからは途切れることなくピアノを弾いています。

(わたしの詳しいピアノプロフィールはこちら)

でも実は、再開後にただ一度だけ、本気でピアノをやめようか悩んだ時期があります。

  • その時わたしがどうしてピアノを辞めたくなったのか
  • やめないでわたしが今もピアノを続けているのはなぜか

当時を振り返りつつ、趣味ピアノを習っている大人に訪れる「ピアノをやめたくなる時」について考えてみたいと思います。

レッスンをやめたい

ピアノ教室

先生と合わない

  • 先生の指導方針に納得がいかない
  • 月謝の値上がりや金額に不信感
  • 先生と相性が合わない

通常、ピアノレッスンでは、先生と2人きり、密室で行われます。

そのため、この3つは相当なストレス原因。

でも、これはピアノが嫌になったのではなくて、そのピアノ教室(先生)が嫌になっただけ。

ですから、ピアノという楽器まで嫌いになってしまう前に、教室(先生)をかわりましょう。

幸いなことに、ピアノの先生はそのひとりだけではありません。

自分に合う人を見つければ万事解決。

りこ
りこ
わたしも先生と相性が合わず、月謝にも納得がいかなくて、新しい先生に替わりました。

リストラ、親の介護、転勤等の事情で続けられなくなった

りこ
りこ
子供の頃は中学受験が理由でピアノを続けられなくなりました。

\ 大人がレッスンに通えなくなる時 /

  • リストラにあって経済的なゆとりがなくなった
  • 親の介護のため、とてもピアノどころの生活ではなくなった
  • 転勤のため、ピアノが弾けない住宅環境になった

でも、これはピアノが嫌いになってやめるのとは違います。

本当は好きなピアノを続けたいのに、環境がそれを許さなくなり、泣く泣くしばらくの間、ピアノを弾けなくなっただけ。

もちろん、ピアノレッスンに通うことはしばらく無理かもしれません。

落ち込んでピアノを弾く気になれないこともあるでしょう。

最悪、家でピアノにさわることもなくなるかもしれません。

けれども、ピアノのことが好きでいる限り、きっといつかまたピアノが弾きたくなります。

たとえしばらくピアノから離れていたことで、昔のように弾けなくなっていたとしても、ピアノへの情熱さえあれば、そのブランクをきっと乗り越えることができるはず。

りこ
りこ
焦らず、落ち込み過ぎず、いずれ時が解決してくれるのを待ちましょう。

では、ここから先は、「ピアノという楽器自体」が嫌になる場合を見ていきます。

やめたくなる原因がピアノそのものにあるため、完全にピアノと縁が切れてしまいがちなケースです。

ピアノをやめたい

悩む女性

目標としていた曲が弾けるようになった

ピアノを始める前に目標としていた曲が弾けるようになった段階で、満足してピアノをやめる人もいます。

バケットリスト(bucket list)、つまり「人生で達成したいこと」のひとつが、あるピアノ曲の演奏だったというわけです。

人生の時間は限られているから、その間に色々なことを達成してみたい。

そういう選択もアリだと思います。

毎日の練習が辛すぎるからやめたい

ピアノブログやTwitterを徘徊していると、こういう書き込みをよく目にしませんか?

譜読み好き
譜読み好き
新曲の譜読み楽しすぎる~!(*^▽^*)

りこ
りこ
ちょっとその爪の垢を煎じて飲ませてもらってもいいですか?(;’∀’)

わたしはピアノを弾くのは好きですが、譜読みは大嫌いです。

老眼が始まってから「眼精疲労」がひどいので、譜読みはもっとも気が重い作業。

譜読みしながら「ピアノの練習をしなくていいなら、他に色々なことをする時間が増えるなぁ」と思うこともしょっちゅうあります。

読者
読者
じゃあ、どうしてピアノをやめないの?

そうですよね。わたしは譜読みが大嫌いなのに、ピアノを再開してから辞めずに8年ほど弾いています。

では、練習が嫌でやめる人と、譜読みが嫌いでも辞めないわたしの違いは何なのか?

  • グランドピアノ購入時にピアノを一生弾くことを心に誓った。
  • アコースティックピアノを弾くことは理屈抜きで楽しい。
  • 何年も続けているうちに、ピアノはもはや生活の一部になった。

つまりこういうことです。

電子ピアノだけで練習してもつまらない!
⊂⌒~⊃。Д。)⊃ あ~あ~あ~

ピアノを弾くのをやめる?それとも電子ピアノを弾くのをやめる?

結論:ピアノはやめたくない。電子ピアノでの練習はやめたい。

グランドピアノ購入

譜読みは嫌いだけど、ピアノを弾くことが楽しいので毎日ピアノを弾く。

何年も続けると、ピアノは生活の一部になる。

ピアノが生活の一部になると、辞めるとか辞めないという問い自体が、もはや頭に浮かんできません。

ピアノの練習は楽しいことばかりではない。

これは事実です。

特に、うまく弾けないフレーズの部分練習を機械的にやると、つまらなさ過ぎて寝そうになります。

練習で寝ないコツは、自分の弾き方にピアノがどう反応するのか、自分の鳴らしているピアノの音色、曲の雰囲気に集中して、ピアノと会話しながら弾くこと。

これにより練習の大変さが完全に消えてしまうわけではありませんが、少なくとも無味乾燥ではなくなります。

りこ
りこ
レッスンで音色が鋭すぎると指摘されたから、ちょっと打鍵を工夫してみよう。

ピアノ
ピアノ
そんな打鍵をされちゃあ、金切り声でギャンギャン叫ぶしかないよ(怒)

りこ
りこ
これならどう?

ピアノ
ピアノ
さっきよりはマシになってきた。

こうしてピアノの反応を見ながら練習していると、飛ぶように時間が過ぎていきます。

これはもはや努力でも我慢でもありません。

家族となったピアノと会話を楽しんでいるだけ。

うちのピアノはかなり気難しいですが…(^^;

それから、特に真面目な人に言いたいこと。

ピアニストになるわけでない趣味ピアノ。ピアノのことだけを考え過ぎて、深刻になりすぎないようにしましょう。

りこ
りこ
趣味ですよ?趣味!

  • 先生の言葉に傷ついた時
  • 譜読みが進まない時
  • 昨日特訓したはずのフレーズが弾けなくなっている時
  • 発表会が目前に迫っている時

こういうときには問題点ばかりに目が行って憂鬱になりがち。

でも、何年かピアノを習っているうちに気づきました。

自分が気持ちよく続けられるように、自分の機嫌を取ることが大切。

嫌なら他の先生に替わればいい、譜読みが進まなくても死ぬわけじゃない、弾けなくなったらまた練習すればいい、発表会は出なければいい (^^;

りこ
りこ
わたしは数年前からこんなスタンスでやっています。だって趣味ピアノですから。

ちなみにこんなちゃらんぽらんなわたしが、今のピアノ教室の最も古株の生徒のひとりというのだから、驚きです。

何年やっても上達しないから続ける意味を見失った

ゴールテープ

一時的に嫌になることは誰にでもある

先述の「練習が辛い」の話に通じますが、思うように練習の成果が上がらず、一時的に自己嫌悪に陥ったり練習する意欲が減退するのは、誰にでもあることです。

夫
今日はあんまり弾きたくないんだな…というのは聞いていると分かるよ。

りこ
りこ
あ、バレてた?
この曲すごく難しいから一気に攻略するのは無理。

A:(´・ω・`)一時的に練習効果が見えなくてションボリすること

B:( `ー´)ノ 辞めてやる!!とちゃぶ台返しすること

Aは誰にでもあること。

そんな時は美味しいものでも食べて、さっさと寝るに限ります。

では、Bのような挫折感を抱かないようにするにはどうしたらよいのでしょうか。

大人が挫折する理由

そもそも子どもの時にピアノを始めるとしたら、たいてい親主導です。

しかし大人の場合、本人に高い目標や夢があってピアノを始めます。

実は、これが大人が壁にぶつかって辞めてしまう原因。

りこ
りこ
大人には具体的な夢や大きな目標があるがゆえに、壁にぶつかり挫折しやすいのです。

夢や目標がある大人は、常にそのラスボスたる最終目標だけを見ています。

そんなふうに遠くの願望だけを見ていると

  • 足元の落とし穴が見えずに何度も落下
  • 前に進むごとに周りの景色が美しく変化しているのに気づかない
  • 結果、耐えきれなくなり、最終目標にたどり着く前に自滅

ピアノ演奏とは、毎日の練習の積み重ねのみ。

今日ピアノを習い始めた人が、来年ショパンの「革命」を弾けるなんてのは奇跡です。

つまり、いきなり何万光年も先にワープするのは無理だということ。

なのに、先に進むことばかりを優先し、基礎練習すらすっ飛ばしていると、遅かれ早かれ基礎力のなさに足元をすくわれることになります。

そもそもピアノという楽器は、音を鳴らすのは簡単でも、自由自在に弾けるようになるには相当長い練習が必要です。

そのため、最終目的地にたどり着くまでには、長い「過程」があります。

その過程とは、亀の歩みで進む(上達する)うち、以前できなかったことができるようになり、聞こえなかった違いを聞き取れるようになる、自分自身の変化の道のりです。

自分が変わるにつれ、見える景色もかわり、聞える音、感じる音楽も変化します。

ピアノを弾く楽しみというのは、こういう小さな変化を楽しむこと

もし、最終目標とした曲が弾けることだけがピアノを習う意味であり、楽しさだと考えていたら、目標を達成するまでは苦しみしかありません。

それを気合や努力だけでがむしゃらに乗り越えることは不可能です。

そんな練習では、遅かれ早かれそこにたどり着く前に自滅します。

小さな成功体験を積み重ねながら、日々ピアノを弾くことを楽しむ、これがピアノをやめないコツ。

遠い目標に達することよりも、近場の小さな目標を一つ一つクリアし、そのプロセス(今の自分)をいかに大切にし、楽しむかが非常に重要になってきます。目標の到達ではなく、プロセスに楽しみを見出すことこそが大切なのです。(中略)遠い目標に囚われるより、そのプロセスを喜びに変えていくほうが、はるかに幸せを実感できるということなのです。

努力よりコツ!ピアノがうまくなるにはワケがある 角聖子著 音楽之友社

しかし、ピアノ学習の現実は、多くの人が即、目に見えるわかりやすい結果を求めます。結果がなかなか実感できないと焦りがちになります。「プロセス」を味わう方へシフトできれば、順調に行くものを、結果だけを求めては、壁にぶち当たるのが当然ですから、挫折感や劣等感を持ちやすくなるわけです。(中略)使命感や義務感、または、結果を意識した頑張りでは続かないですよね。

努力よりコツ!ピアノがうまくなるにはワケがある 角聖子著 音楽之友社

「ピアノやめたい」まとめ

グランドピアノ

ピアノは好きだけどレッスンをやめたい

ピアノの先生と合わなくてやめたい
⇒ 解決法:自分に合う先生を見つけよう

家庭の事情で続けられなくなった
⇒ 時が解決:いずれまたピアノが弾きたくなるその日まで無理しない

ピアノという楽器が嫌になったから、ピアノ自体やめたい

最終目標だけを見て、努力と気合だけでそこにたどり着こうとしても、いずれ自滅する。

ピアノ習得の道はそれだけ長く険しい。

毎日の練習を楽しむことが肝心。

りこ
りこ
好きこそものの上手なれ。

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